私のコンプレックスとネイルサロン その2

こんにちは
ブログにお越しくださいまして
ありがとうございます

石川県小松市にあります
フットケアが得意なネイルサロンスピカ
ネイリストの北出(きたで)です

「私のコンプレックスとネイルサロン」その2です

「自分の手と爪が嫌い」

私のコンプレックスが爆発したのは23歳の時でした

大学を卒業し金融関係の営業職として金沢の会社に就職
周囲の同期や先輩女性の手や指先がきれいで
とても羨ましく感じていました

中学・高校と剣道部所属で
爪を伸ばしたことがない(伸ばしてもすぐ折れる)

大学時代は飲食関係でバイトをしていたため
爪は常に深爪状態

自分の指先を人前に出すのがイヤで
名刺を渡す時もなんだか自信が持てない

そんな日々でした

自分の指先が気になって
営業職なのに名刺を渡すのが恥ずかしい 
そう思ったまま2年の月日が流れました。

「そういえば近所の百貨店にネイルサロンがあったなぁ」

ふと思い立って予約もなくふらっとネイルサロンに行ってみました。
ネイリストさんにすすめられた椅子に座りながら
「こんな私がネイルサロンにきてもいいのかな」
自分の爪を見ながら、不安いっぱいでした。

ネイルメニューの内容を詳しく聞いてみると

爪にマニキュアを塗るメニュー以外に『人工的に爪の長さが出せるメニュー』があるということをそこで知りました。

思わずこう言っていました
「それ!おねがいします!」

やる以外に選択肢はありませんでした

 その時の私は
「会社の同期や先輩のようにきれいに爪を長くしたい」
その気持ちしかありませんでした。

爪の白い部分を1cmほど長くして、ピンクベージュのマニキュアを塗ってもらいました。

自分の爪が伸びたことが嬉しすぎて「ネイリストさんって魔法使いですか!?すごい!すごい!」
と興奮しながらはしゃいでいたことだけは覚えています

『爪が長くなった』
たったそれだけのことですが
すごく勇気をもらえた気がしました。仕事にもやる気が出ました。

『爪を長くできる』手段がある

その事実がコンプレックスでもやもやしていた私の心を晴らしてくれました

 他のひとにとっては小さなことかもしれません
でも私にとっては人生を変えてしまうほどの衝撃と感動でした

(その後すぐにネイルスクールに通いだし会社員をしながらネイリストの資格を取ってしまうほどに)

ネイルの技術が誰かを勇気づける
誰かのモヤモヤした気持ちを晴らす
その小さなきっかけになれれば
こんなに嬉しいことはないなぁ

と、今でも思っています

長くなりましたが
最後までつたない文章を読んでくださいましてありがとうございました

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